使い捨て哺乳瓶を使ってみた感想。災害時や外出に本当に便利なのか
先日ある場所で使い捨て哺乳瓶を偶然見かけ、つい買ってしまいました。災害時や外出に便利そうだなと以前から気になっていたんです。
昨日試しに使ってみたので、その感想を書こうと思います。本当に災害やお出掛けの時に便利なアイテムなのでしょうか？
開けてみた
使い捨て哺乳瓶はいろんなものが販売されていますが、今回買ったのは「chu-bo!」というジャバラ式でコンパクトになるものです。
外側のビニールを開けるとプラスチックの入れ物にテープで封がしてありました。
消毒済みの使い捨てタイプだけあって、梱包は厳重。 開けてみると、ふたに哺乳瓶の乳首がくっついてきました。そして反対側にはジャバラ式でコンパクトにたたまれたボトル。
広げてみるとこんな感じです。
ボトルのメモリは250mlまで。oz（オンス）表記もあり8ozが最大目盛容量です。
使い捨てだからか哺乳瓶のキャップはありません。ミルクを作ってから移動することは想定されていないのだと思います。
いろんな月齢の赤ちゃんに対応できるように、ミルクが出てくる量がこれ一つで調節できるようになっています。
乳首の下のところに1～3までの数字が書いてあり、その数字を上にして飲ませると月齢に合わせた量のミルクが出る仕組みです。
使ってみた
ミルクを実際に作ってみると、ジャバラになっている部分に粉が入り込んでしまうことがあって、少し溶かしにくいような気もしましたが、最後にはちゃんと溶けました。
素材が薄いため一般的な哺乳瓶より熱くなります。素手で触るのは注意した方がいいと思います。
ジャバラなのでボトルをカーブさせられるのが意外なことに飲ませやすかったです。使ったことはないのですが、ベッタの哺乳瓶もこんな感じですかね。
飲んでみた（娘が）
乳首がいつもと違って飲みにくいのか、むせてました。いつも使っている母乳実感やチュチュベビーのものに比べると、柔らかいのでミルクが出やすいのかも。
最初は目盛3で飲ませていましたが、 途中で2に変えました。
それ以外はいつもと変りなく、ごくごく飲んでくれました。
災害や外出時に便利なのか？
夫の家族に会いに行く際の国際線の中では、下記の2点から重宝しました！
- 消毒が必要ない……月齢が低い赤ちゃんの場合は特に
- 荷物が少なくて済む……コンパクトで、捨てて帰ってくることもできるため
お湯がどこかで調達できるとしたら、かなり使えるアイテムだと思います。
問題は災害時です。洗ったり消毒したりすることを考えなくていい点ではかなり役立ちそうです。が、非常時に考えなければいけないのは哺乳瓶のことだけではありません。
他に水の確保とお湯を沸かす手段の問題があります。
水について
赤ちゃんのミルクを作るのに市販のミネラルウォーターは使えません。水道水でなければいけないんです。
ペットボトル入りのミルク用の水も販売されていますが、どこでも手に入るものではありません。避難所などにあるんですかね？
自分でストックしておいた方が安心かもしれません。
我が家はミルクにも使えるウォーターサーバーを契約しているので、なんとなくいつも1本（12L）多めに注文するようにはしています。
しかし。
加熱手段について
水があるだけではダメなんです。
災害時、ガスや電気が止まっているかもしれない中で、どうやってお湯を沸かしてミルクを作るのでしょうか？
非常用としてストックするなら、水のことやお湯を沸かす心配をしなくてもいいものが欲しいです。
災害時、本当に必要なのは…
これを日本でも販売してもらえるように署名活動なども行われていますが、現状では上記のような輸入品しか手に入らないようです。
キャンペーン · 外出にも備蓄にも便利な乳児用液体ミルクを、日本でも販売してほしい！Change.orgで署名に参加 · Change.org
常温ミネラルウォーターで粉ミルク
フランスなどでは常温のミネラルウォーターで作る粉ミルクが一般的です。
水道水もガス・電気も必要ない粉ミルクは、災害時だけでなく外出先でも簡単に作れるためよさそうです。
本当に非常時に必要となるのは、こういうものではないでしょうか。
早く日本でも販売が許可されればいいなと思います。※2016/10/21追記： 日本でも解禁されるかもしれないそうですね！
まとめ
Q：使い捨て哺乳瓶は災害時や外出時に便利なのか？
A：出先での授乳が何回にもなるような、長期間の外出の際には便利。
災害時もあった方が絶対いい。
でもこれだけではミルクは作れない。 理想は日本でも液体ミルクや常温ミネラルウォーターでできる粉ミルクが手に入るようになることです。
2017/1/26追記：
液体ミルクを国際線の飛行機の中で使ってみたのですが、とっても便利でした！
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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