フランスのユーモアと料理が一つになった動画「French and Parfait」
先日パープルランチでご紹介したセシルさんは、アメリカ在住のフランス人ジャーナリストです。「French and Parfait」というフランスの家庭料理を紹介するブログとYou Tubeチャンネルを運営しています。
私が彼女の動画が好きなのは料理のほかにもう一つ理由があって、フランス人独特のジョークが英語で見られるからなのです。
「フレンチでパーフェクト」なセシルさんの動画
動画は毎回「ボンジュール、かわいそうなフレンチじゃない人たち!」で始まりインパクト大。最初は「何だこの人!?」と思ったのですが、これがフレンチユーモアなんです。
他にも「フレンチでパーフェクトでいるのは疲れちゃうから、私たちは週35時間しか働かないし、時々ストライキをするのよ」などと言っています(笑)
アメリカ人が持つフランス人のイメージ(傲慢、気まぐれ、愛に生きる、フランス語なまりの強い英語を喋る……)をジョークにしようと思ったところから、このキャラが誕生したんだそうです。
つまり自虐ギャグなんですね。
上の動画は、数年前にフランスのチーズ「ミモレット」がアメリカで事実上、輸入販売禁止となってしまったことに対して作られたもの。
ミモレットを作る際にダニが用いられるのですが、それがFDA(アメリカ食品医薬品局)の基準に満たないのが理由だそうです。
アメリカのチーズもプロセスチーズが多いようですね。セシルさんはプロセスチーズのことを、なんと「プラスチック」と呼んでます。
※プロセスチーズとナチュラルチーズについては以前こちらで書きました。
フランスのユーモア
フランス人のユーモアは日本と違って風刺や皮肉が多いです。日本人は慣れないと面白いというより不快に思うこともあるかもしれません。
私は未だにフランス人の夫のジョークがよく分からず真に受けてしまうことがあります。
風刺と言えば、東日本大震災やシャルリ・エブド紙の風刺画は大きなニュースや事件に発展してしまいました。
表現の自由という意見もありますが、フランス人の間でも議論の的だそうです。
ジョークとはいえ、文化が違う相手をネタにするときは、冗談と捉えられないこともあるので難しいですよね。
おわりに
セシルさんのビデオには日本語字幕がないのが残念なのですが、料理は簡単なので動画だけでも分かりやすいと思います。
英語が分かる方は見てみるとフランスのジョークが分かって面白いですよ。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪
【関連記事】
セシルさんのパープルランチについてはこちら。
Comments