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小さな「よいしょ!」の積み重ね、そしてバレットジャーナル

【海外ドラマ】ナイト・マネジャー感想:妊娠中のスパイと新しい妊婦像

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こんにちは、keiraです。娘は19:00頃寝かしつけると大体朝まで寝てくれるので、それ以降は自分の時間として海外ドラマを夜な夜な見ています。

 

先日もAmazonプライムのナイト・マネジャーというスパイドラマを観終わったので、感想を書きたいと思います。

 

あらすじと感想

人道支援に見せかけた武器密輸ビジネスで世界一の悪人として知られるリチャード・ローパー。彼をずっと追い続けるアンジェラ・バー(イギリスの国際執行機関の責任者)に、元軍人で有名ホテルのナイト・マネジャーとして働くジョナサン・パインがリクルートされる。

 

ジョナサンはローパーの組織に側近として入り込むことに成功。アンジェラはアメリカのカウンターパートであるジョエルとともにローパーを追う。

 

ローパー役は『Dr.House』のヒュー・ローリー、ジョナサン役は『アベンジャーズ』のトム・ヒドルストンなど、キャストも豪華です。

 

------この下から「↑ネタバレ終了 ↑」まで、ソフトにネタバレします。------

「手に汗握る」ってこのこと!

エピソードごとにひやひやする展開があって、一気に全8エピソード観終わってしまいました。ロンドン、カイロ、ツェルマット(スイス)、マジョルカ、イスタンブールと世界のいろいろな都市が登場し、映像もきれいで楽しめます。

 

全体としてはとても面白かったですが、いくつか腑に落ちない点もありました。

 

まず、なぜジョナサン・パインがスパイになることを決意したのか。カイロでのソフィーの死とスイスでのローパーとの出会い、という設定なんだと思いますが、今までの生活や人格までを変えるほどの動機としては弱い気がしました。

 

そして、キャラクターの背景が後々知れるような思わせぶりさがあったのに、知ることができなかったこと。

 

アンジェラは旦那さんのことをミスター・バーと呼んでいるし、愛がない発言も。元軍人のナイト・マネジャーというジョナサンの背景、アメリカにおいてきた息子さんがいるローパーの愛人のジェド、ローパーが武器密輸ビジネスを始めるまでなど、気になることがたくさんありますが、触れられていません。

 

まあ、無理に各キャラクターの背景を膨らませて何シーズンも作って本筋からずれるよりも、すっきりしていると言えば確かにそうですけどね。

 

シーズン1が面白かったから続きが見たい気もしますが、一応シリーズとしては落ちもついているし、このまま終わりでいいのかもしれません。シーズン2については、今のところ未定のようです。

 

-----↑ネタバレ終了↑-----

 

妊娠中のスパイとその描かれ方

と、ここまで書いたところで、私が今回本当に書きたかったアンジェラ・バーが妊娠していることに焦点を当ててみます。

 

原作ではバーは男性だったそうですが、バーが女性でしかも妊娠しているという設定。普通に考えたらあんな危険なミッションを妊婦がやり、臨月らしいのにも関わらず飛行機でマジョルカ、カイロなどを飛び回るのはおかしい。

 

実はアンジェラ役のオリビア・コールマンはこの時本当に妊娠していたんだそう!自前の(笑)お腹だったんですね!なので、女性を選んだのは意図的でしたが、妊婦という設定は偶然だったようです。

 

コールマンが監督に妊娠していることを伝えると、脚本が書き直されたそうです。もとの脚本がどのような感じだったのか分かりませんが、「母性」のステレオタイプがこの作品にほぼなかったことに私は注目をしています。

 

ドラマや映画で妊婦や母親が登場すると、母性・命・ピュアさなどを連想させる役どころである場合が多いですが、このドラマでは違いました。

 

アンジェラが検診に行くだとか、編み物をするだとかというステレオタイプ的妊婦のシーンは全くなく、ただローパーを追う組織の責任者がたまたま妊娠していただけという感じ。あえてそこに意味を持たせていません。

 

でも私は「なぜそこまで無茶をしてローパーを追うのか」というところに、妊婦らしさを感じました。

 

アンジェラが全くおじけづかずにローパーを追うところは「妊婦なんだからもう少しゆっくりしていれば?」と行ってしまいたくなるくらい、ちょっと危なっかしくも思えます。

 

でも、出産をしたら今までと全く同じようには働けないということはアンジェラが一番よく分かっています。だからこそ長いこと情熱をかけてを追っていたローパーを、出産までになんとしてでも捕まえてやりたい!という意気込みがあったんじゃないでしょうか。

 

アンジェラの命を張った仕事は、私の仕事と比較できるものではありませんが、私の産休前を思い出しました。

 

体はだいぶ重くなってきてつらいこともあるのですが、今まで自分が整えてきた仕事を、なんとしてでもいい形に仕上げて引き継ぎたいという思いがあり、多少無理をしても最後までやってきました。

 

妊婦というと、母性が強くてか弱くて大切に扱ってあげなくてはいけなくて…みたいなイメージかもしれませんが、現実は必ずしもそうではありません。

 

体調に問題がなければ、仕事は仕事で普通にできるし責任をもって最後まで頑張りたい、それに「編み物」ばかりしていられないのが現実です。

 

監督の意図かは分かりませんが、私はそんなところが良く出せているなぁと思いました。

 

おわりに

自分が去年妊婦だったという視点から、本筋のスパイドラマとは違った視点で海外ドラマ『ナイト・マネジャー』を解説してみました。

 

マタハラや逆に妊婦に配慮しすぎて職場で何もさせてもらえない、という話を聞くことがあるので、このドラマの今までの妊婦のイメージにとらわれない描写がとても興味深かったです。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪ 

 

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