読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

オップラ!

小さな「よいしょ!」の積み重ね、そしてバレットジャーナル

夫婦別姓を選べた私が同姓を選択した理由

スポンサーリンク


日本では国際結婚の場合、結婚しただけだと夫婦同姓にはなりません。

夫婦別姓が認められていない日本ですが、外国籍の人との結婚の場合夫婦別姓となります。ですが婚姻届とは別に手続きをすることで、同姓*にすることもできます。別姓のままの方、同姓にする方、いろいろだそうですが、海外在住の方は別姓のままが多いみたいです。

*カタカナ表記のため「同姓」とは呼べないという議論もありますがここでは省きます。

 

私は悩みに悩んだ結果、最終的に夫の姓に変更する(同姓になる)ことを決断しました。その理由について書きたいと思います。

 

日本の現状

f:id:keira-p:20160709011423j:plain

始めに断っておきたいのですが、私は決して「同姓じゃなきゃ家族じゃない!絆が薄れる!」と思っている訳でも、夫婦別姓に反対な訳でもありません。世界の多くの国でそうであるように、日本でも夫婦別姓が選べるようになってもいいと思います。日本でも認められていたら、私は多分別姓のままだったと思います。

 

昨年夫婦別姓を日本でも認めるかどうかの裁判が行われましたが、とても興味深くニュースを見ていました。

 

なぜなら私が夫婦同姓にすることを選んだ理由は、簡単に言えば「日本が現在夫婦同姓しか認めていない国だから」です。日本でも別姓が認められれば、私の挙げている問題点は解決するはずです。

 

夫婦別姓のために活動している人や別姓のために事実婚を選択している人は、「せっかく与えられた夫婦別姓を選べるチャンスを自ら捨ててしまうなんて!」と思うかもしれません。

 

ですが現時点で夫婦別姓が認められていない日本で、別姓夫婦として生活していくのは不便な点が少なからずありました。

 

私が夫婦同姓を選んだ理由

1.不思議がられる

何かの手続きなどで名前を書くときに、夫婦なのに姓が違うと不思議そうにされることがありました。そのため、戸籍名が必要のない日常生活やネットショッピングなどでは夫の苗字を名乗ることもありました。

 

2.受けられるべきサービスが受けられない

通称で通用するならわざわざ今更手続きをして変更する必要もないと思っていたのですが、不便なことが出てきました。

 

例えば、私が持っているクレジットカードの家族カードの申し込みには、「本会員様と生計をともにする18歳以上(高校生を除く)の同姓のご家族様」であることが条件となっています。

 

家族カードのターゲットと想定されているのは、カード会員の配偶者とその子供(あと両親?)じゃないかと思うのですがそこに続柄を書くのではなく、「同姓のご家族」と書かれているのを見た時に思いました。

 

日本では夫婦とその子供という世帯は同姓であることが大前提であり、私たちは別姓では夫婦とみなされず、ほかにも今後いろんな場面で不便なことが出てくるだろう、と。

 

もしかしたら事情を説明して追加書類を提出すれば認められたのかもしれません。結局カードは作らなかったので真相は分かりません。

 

ただ、この事は今の日本で夫婦別姓でいることによる不便さの象徴みたいに思えました。今後何かの度に特別対応が必要になる可能性があると考えると、姓を変更する方に気持ちが傾きました。

 

3.子供の姓・親子の関係性

外国人である夫には日本の戸籍がないので、子供が生まれると日本人の私の戸籍に入ります。そのため私の姓が自動的に娘の姓になるということでした。

 

日本人同士が結婚したときは妻か夫かどちらの姓を今後夫婦で名乗るか選べますが、9割以上が夫の姓を選ぶそうですね。となると、子供も9割以上が父の姓を名乗っていることになります。そういう日本で、母である私の姓を使うことに違和感がありました。

 

また、娘の名前には漢字を使いたかったのですが、娘が私の旧姓を使うとすると名前からは父親との関係が見えてこず、今後問題になるかもしれないと思いました。(緊急で何かあった際に親子と認めてもらえないなど?)

 

4.今後も(今のところ)日本に住む予定

私たちがフランスに住んでいたら問題になっていなかったと思います。フランスでは「戸籍」にあたるものの姓は結婚しても変わりません。子供の姓は父の姓・母の姓・複合姓から選べます。

 

結婚しても姓は変わりませんが、任意で複合姓を名乗ったり、夫の姓を名乗ったりすることができます。私はフランスの銀行口座を持っていますが、戸籍名とは関係なく婚姻証明書を見せたら複合姓で口座が作れました。

 

しかし私たちは今の時点ではこれからも日本で暮らしていく予定です。日本で住む上では、「夫婦=同姓」「親子=同姓」で世の中が回っていて、そうではない場合に不便なことがあったりイレギュラー対応が必要になるのです。

 

それでも生きていくことはできますが、私は日本の「マジョリティ」になることを選びました。その方が面倒がないと思ったのです。(国際結婚をしている時点でマイノリティなのかもしれませんが。)

 

つまり、まとめると私が同姓を選んだ理由は日本では夫婦同姓が前提の社会になっており、別姓でいることでいろいろと問題が出てくると感じたからです。

 

氏変更申し立て手続き

結婚後半年以内であれば役所に書類を1枚提出するだけで手続き完了ですが、私は結婚後1年以上経過していたので家庭裁判所での氏の変更申し立てが必要でした。

 

申し立てにはいくつかの書類が必要でしたが、そのうちの一つ「理由書」には上記の内容を箇条書きにして提出しました。

 

認められない、追加書類が必要、何か月もかかる、という情報もあったのですが私の場合は書類提出から3日で申し立てが認められたとの連絡があり、その後1か月くらいですべての手続きが終わりました。

 

理由を分かりやすく書いたことと「出産前にすべての手続きを終えていたい」と書いたのが良かったのかもしれません。

 

実際に変更してみて、カタカナ姓でヘンテコな感じもしますが、変更してよかったと思っています。姓が違うことによって感じるモヤモヤが解決してすっきりしました。

 

おわりに

いろんなご家庭があるので、もしかしたら私が書いた内容で不快に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

 

私が想定していないケースなどもあると思うので、もし気分を害してしまった方がいらっしゃったら申し訳ありません。あくまでも私の経験と私が感じたことについて書いたまでです。

 

早く日本も別姓・同姓どちらでも自由に選べて、このような不便のない社会になればいいと思っています。

 

【関連記事】

www.keira-p101.com